通名のホームページ
名男環

名男か行に戻る

名男漢字一覧に戻る

Subindexに戻る


(1)
たまき 大阪高等検察庁公安部長
暴力団組長の親族名義で、競売された神戸市の
マンションを落札したが、居住の実態がないのに
登録免許税を軽減させたとして、詐欺容疑で逮捕
環事件とは
--------------------------------------
捜査情報を得ようとした元暴力団組員から飲食や
女性の接待を受けたなどとして、収賄や公務員職
権乱用などの罪に問われた元大阪高検公安部長
の控訴審判決が、大阪高裁であった。
若原正樹裁判長は「被告には検察官の職務に関
連した接待だという認識があった」と判断。懲役1
年8カ月、追徴金約22万円(求刑懲役3年、追徴
金約28万円)とした一審・大阪地裁判決を支持し、
被告側の控訴を棄却した。被告側は即日上告し
た。
被告は「検察の調査活動費(調活費)の流用疑惑
を公表しようとしたことへの口封じのための逮捕、
起訴だった」と無罪を主張していた。
若原裁判長は、被告が高知、高松両地検で次席
検事だった頃に直接体験した限度で、調活費の
不正流用があったと認定。「被告が調活費の実態
を生々しく語ることで、検察庁が威信を失墜させる
ことになりかねないと憂慮していたと推認されるが、
犯罪の嫌疑があれば粛々と捜査を進めるほかな
い」と述べた。
一方で、検察庁幹部の私的な飲食費や遊興費な
どに調活費が流用されたとする疑惑が表面化した
99年度以降、調活費が大幅に減額していることを
挙げ、「調活費の本来の目的、必要性には疑問が
生じる」と指摘した。
判決によると、被告は、検察官の職務に関連してい
ると認識しながら、元暴力団組員(44)=贈賄罪で
懲役5カ月の実刑確定=から大阪、神戸両市内の
クラブなどで5回にわたり、計約22万円相当の接
待を受けたほか、元組員から頼まれ、別の組員の
前科調書を部下に命じて入手するなどした。
inserted by FC2 system